できれば一気に読んでしまいたい作品。
引っ越しの支度が終わった一組の男女。
朝が来たら別々の道を行く二人が最後の晩、一枚の写真と一人の男について語り合うお話です。
多分女性って強いよね! それに比べて男は馬鹿! っていう趣旨なんじゃないかな。
序盤の先がどうなるのか全く読めないはらはら感と謎が解けていく中盤は素晴らしかった。
その盛り上がりに反して終盤はぐだぐだ終わった感じ。
ネタバレになるけど、つまり何かもう「興味ねぇよ」という感じがひしひし伝わってきた。
もちろんあれは意図的な演出なんでしょう。いわゆる「それに比べて男は馬鹿!」っていう部分。
多分乙一氏だったらもう一つどんでん返しを入れるのだろうけれど
物足りなさは感じませんでした。
あんなに少ない登場人物でここまで話を膨らませられるというのは流石プロ。
そろそろ自分もがんばらなくては。
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