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ししるいるい

語感の割に悲惨な意味合いを持つ。

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2025/02/11(Tue)10:40

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すげぇな適職診断

2008/06/30(Mon)21:54

結構言い当てられてる。

しかし向いてる職業が「クリエイター」って言われてもな。


クリエイターって、そもそも、何。


そして不向きな職業「平凡な環境のありふれた職業」ってほとんどの職に向いてないってことですか


いいよ、もう。在宅アニメ品質管理者でもやればいいんだろ! アニメすら見てないけどな!
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No.102|日々の事Comment(4)Trackback()

別に本ばっかり読んでるわけじゃないんですよ。

2008/06/30(Mon)17:31

木洩れ日に泳ぐ魚 木洩れ日に泳ぐ魚
(2007/07)
恩田 陸

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できれば一気に読んでしまいたい作品。


引っ越しの支度が終わった一組の男女。
朝が来たら別々の道を行く二人が最後の晩、一枚の写真と一人の男について語り合うお話です。


多分女性って強いよね! それに比べて男は馬鹿! っていう趣旨なんじゃないかな。

序盤の先がどうなるのか全く読めないはらはら感と謎が解けていく中盤は素晴らしかった。
その盛り上がりに反して終盤はぐだぐだ終わった感じ。
ネタバレになるけど、つまり何かもう「興味ねぇよ」という感じがひしひし伝わってきた。

もちろんあれは意図的な演出なんでしょう。いわゆる「それに比べて男は馬鹿!」っていう部分。

多分乙一氏だったらもう一つどんでん返しを入れるのだろうけれど
物足りなさは感じませんでした。

あんなに少ない登場人物でここまで話を膨らませられるというのは流石プロ。


そろそろ自分もがんばらなくては。

No.101|読んだ本Comment(0)Trackback()

夜は短し歩けよ乙女

2008/06/27(Fri)13:37

夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女
(2006/11/29)
森見 登美彦

商品詳細を見る


 前々から中村氏のイラストが表紙だったので気になっていたものの
なんとなく手が出せなかった代物「夜は短し歩けよ乙女」
偶然図書館で見つけたため借りて読みました。

なんとも不思議な物語。
すばらしきエンターテイメントでありました。

中身がない? 言ってろ。


現実と幻想とが織り交じった奇妙な世界観ではありますが、その一見相反する二つのそれを見事に融合させている作品です。

吾輩は猫であるのような雰囲気(あくまで雰囲気!)でありながら舞台は現代の大学生
レトロでありながら新しいというのは京都の町そのものを表しているようで、その不思議な感じが心地の良い余韻を与えてくれました。
最初の数ページはちょっと肌に合わないなと思ったけれど、読み進めていくうちに世界観を理解できて


あぁ、これ、ファンタジーなんだ

と分かったらもう楽しくてしょうがなかった。

まるでパレードを見ているよう。
狭い世界の中に色々なものがぎっしりと詰まってる。


たくさんの人物がひとつの町に集まって、出る人出る人誰かとしっかりつながっている。
一つ一つのピースを迷いなくはめられたようなあのお腹のそこから湧き上がってくるようなあの感覚に近いかもしれません。


正直、小説におけるリアリティなんて最低限入れておけばいいんだ。
問題は読者の気持ちを楽しくできるかどうかであって
くだらないリアリティなんてそこらに転がってるんですよ。


そういうのに飽き飽きしてるから小説を読むのに、小説読んでる時でまでうじうじぐずぐずしなきゃならないとはこれ如何に!


そこのお前。お前のことだよ俺!!


ご、ごめんなさい。




ひとつ不満を挙げるとすれば、最終的に二人がいい感じになっちゃったところ。
「お友達パンチ」は黒髪の乙女が先輩を殴る複線だと思ったんだけどなぁ。

それを除いても面白い作品でした。
毎度毎度の事ながら人を選ぶのでお勧めはしませんよ。

No.100|読んだ本Comment(0)Trackback()

馬鹿な

2008/06/26(Thu)15:14

耳の中に棒突っ込んで軟膏塗っただけで千円なんて!!!


実はこの前から耳に重苦しいような痛みがとり憑いておりまして。痛いけど、どうせじきに治るだろうと放っておいたのです。

そしたら昨日耳を少々掻いていたら若干の血と膿のようなものが!!

こるはさすがにやばいのでは……

がくがくと震えながら夜を過ごし、昼頃耳鼻科へ走りました。


老先生が仰ることには
「掻き過ぎじゃない?」
とのこと。





診察前は変な病気だったらどうしようと顔面蒼白(言い過ぎ)だったくせに
終わった途端に「これ自腹?」とか考えてしまう現金なワタクシなのでした。

No.99|電報ですよComment(0)Trackback()

くるねこ

2008/06/21(Sat)23:07

「先生 あの子 ウチの子にします」

「名前は胡ぼんにしました」




くるねこ 2 くるねこ 2
(2008/06/20)
くるねこ 大和

商品詳細を見る

涙腺決壊。何度読んでもここでじわっとくる。


実際のところ障害が残る可能性のある猫をよそさまにあげられないから、という事なのだけれど
「猫はこれでうちどめ」という意味を込めてトメと名付けたと全巻に書かれていたように
もう一匹猫を飼うというのは、しかも決して軽くないハンディを背負うことになるかもしれない猫を飼うというのは、くる氏にとって勇気のいる決意だったんじゃないかと思う。

「悩んだって迷ったってどうせ(捨て猫を)拾うのだから、サッサと拾う」

それと同じ理屈で、迷いはなかっただろう。

それにしたってこんなにも肝が据わるもんなのだろうか。
男前すぎるというか何というか……。
猫飼い歴の長さの問題ではない。


神様とかスピリチュアルとかそういう類のものはだいきらいなのでこういう事言いたくないんですけど
この人には本当に猫神さまがついてるのかもしれない。

だからこそ胡ぼんは今も元気に生きていられてるのかも、と。



再録は多いけれど、シンプルでじんわりとくる笑いがそれを感じさせず、何度でも読みたくなる本です。

お金がない人はブログの過去ログを読みましょう。
gooブログはログがちょっと読みづらい仕様なので、できれば書籍版をお勧めします。


ちなみにクビシメも読了してますが、読後の感想を携帯の中に放り込んだまま熱が冷めたので
見送り。

No.98|読んだ本Comment(2)Trackback()